個別株投資って難しそう…そう思っていた私が、初心者でも1株から始められる「単元未満株」を入り口に投資デビューした体験談です。
個別株の始め方、単元未満株サービスの比較(手数料方式・スプレッド方式・金額指定型の違い)、そして始める前に知っておきたいデメリットまで、やさしくまとめました。
- はじめに – それまではiDeCoとNISAだけだった私
- きっかけはフォロワーさんの一枚の写真
- 羨ましさと同時に湧いた不安
- “怖い”は知らないから
- 初心者の不安を3つ解消(Q&A)
- 証券口座の開設 – どこの証券会社にしよう?(最初はLINE証券)
- 主なネット証券の単元未満株 比較(1株/スプレッド/金額指定)
- 単元未満株のデメリット(ワン株の整理で把握)
- まとめ – まずは1株(または少額)から
- よくある質問(FAQ)
はじめに – それまではiDeCoとNISAだけだった私
当時、私はiDeCoや旧NISAで、着実にお金が増えていくことを実感していました。特につみたてNISAはコロナ前に始めていて、コロナショックの時も怖がりながら続けた結果、元本の2倍ちかくに。
「このまま焦らず、コツコツ続けていこう」――そう思っていた矢先のことです。
きっかけはフォロワーさんの一枚の写真
「優待で安く泊まれた♡」
ある日、趣味で繋がっていたフォロワーさんのポストがタイムラインに流れてきました。綺麗なホテルの写真とその一言。
その瞬間、心の中で「いいな〜」と素直に思いました。
羨ましさと同時に湧いた不安
でも同時に、こんな気持ちも浮かびました。
- 個別株って難しそう
- 損したら借金になるのかも?
- よくわからない世界だし危ないかも
そうやって、自分で自分を止めようとする気持ちがありました。
“怖い”は知らないから
そんな時、ふと自分がつみたてNISAを始めた時のことを思い出しました。最初は私も、「なんだか怖そう」「よくわからない」で手を出せなかったんです。
でも、本やネットで調べ、仕組みを知ることで“怖さ”は薄れていきました。結局、知らないから怖いだけなんですよね。
初心者の不安を3つ解消(Q&A)
Q. 個別株ってどうやって買う? 単元って何? 単元未満でも買えるの?
証券口座から注文します。株は通常「1単元=100株」単位で取引しますが、証券会社によっては1株から買える単元未満株サービス(S株、ワン株、プチ株、いちかぶ等)もあります。少額から試せるので、最初の一歩にちょうどいいです。
Q. もし会社が倒産したら?
その会社の株は無価値になり、株価は0円になります。ただし株主が会社の借金を背負うことはありません。損失は投資した金額(現物取引で払った分)までです。
Q. 株価が下がりすぎたら借金になる?
現物取引なら借金にはなりません。マイナスに陥るのは信用取引(レバレッジ取引)などを使った場合だけ。まずは現物でOK。
証券口座の開設 – どこの証券会社にしよう?(私の最初はLINE証券)
「やってみたい!」と思ったら、次は証券口座を開設。当時の私は、iDeCoや旧NISAはイオン銀行でしていたので証券口座は持っていませんでした。
私が選ぶ時に重視したのは、
- スマホで取引しやすい
- いきなり単元買いは怖いから1株から買える
- 手数料がない・少ない
ちょうどポイ活にもハマっていた時期だったので、この3点を満たしてポイント面も悪くない選択肢を探していたところ、当時の私にとってのBESTが「LINE証券」でした(現在はサービス終了した為、SBI証券へ移管済み)。
LINEから気軽にアクセスできて、1株から、見た目は手数料なし(実質スプレッド)、開設時に1株プレゼントのキャンペーンもあって面白かったです。私は楽天の株を1株もらいました!
何より好きなタイミングで細かく買えるという点が、単元未満の中でも珍しく、初心者の私にはぴったりでした。
主なネット証券の単元未満株 比較(1株/スプレッド/金額指定)
まず前提として、単元未満株=「100株未満でも1株など少額で取引できる仕組み」です。方式は大きく3タイプ。
手数料方式(市場価格+売買手数料)/スプレッド方式(見かけ手数料0だが価格に差)/金額指定型(株数ではなく金額で注文)。
少額の最初の一歩には便利ですが、約定タイミングやコストの設計が通常取引と異なることがあるので、先に把握しておくのがおすすめ。
証券会社(公式) | サービス名 | 最低購入株数/金額 | コスト方式 | 約定タイミング | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | S株 | 1株 | 売買手数料無料(※最新条件は公式参照) | 前場・後場の始値/終値など指定タイミング | 1株OK・買付/売付とも無料化の流れ |
楽天証券 | いちかぶ | 1株 | 手数料無料(スプレッド方式) | 原則リアルタイム | 即時性○・価格にスプレッド含む |
マネックス証券 | ワン株 | 1株 | 買付無料・売付手数料あり(例:0.55%等) | 市場時間内の随時 | 取扱銘柄が広め |
三菱UFJ eスマート証券 | プチ株 | 1株 | 手数料あり(例:0.55%/最低金額等) | 1日2回(前場/後場の始値) | 積立も可能 |
PayPay証券 | (金額指定型) | 100円〜金額指定 | スプレッド方式 | ほぼリアルタイム | 金額で買えるので端数を気にしない |
※条件は変更される場合があります。必ず各社公式で最新情報をご確認ください。
単元未満株のデメリット(ワン株の整理で把握)
単元未満株は“最初の一歩”としてとても良い選択ですが、弱点もあります。マネックス証券のワン株解説の整理に沿って、特に意識しておきたい点を3つに絞ると――
- リアルタイムで取引できない場合がある:サービスによっては、注文が後場の始値などに“まとめて”約定。瞬間的な値動きには追随しづらい。
- コストが割高になりやすい:買付無料でも売却時に手数料がかかったり、スプレッド方式だと見た目0円でも実質コストが乗る。
- 株主優待が受けられないことが多い:多くの銘柄は単元(100株)以上が前提。積み上げて到達すればOKですが、1株のままだと対象外が一般的。
※要点はマネックス証券「ワン株」ページのデメリット記述をもとに再整理(詳細は公式サイトをご確認ください)。
まとめ – まずは1株(または少額)から
私は「1株から」という入り口があったから、怖がらず個別株を始められました。最初の一歩は小さくていい。優待や配当の“実感”が、学びと継続のエンジンになっていきます。
機会があれば、実際に私が保有しているお気に入り銘柄のお話もしていきたいです。ホテル優待を目指してコツコツ買い集めてる株もあります!
よくある質問(FAQ)
Q. 個別株投資は最低いくらから始められる?
単元(100株)だと数万円〜数十万円が目安ですが、単元未満株なら1株や100円〜の金額指定で始められます(サービスによる)。
Q. 単元未満株はいつ約定する?リアルタイムで買える?
サービス次第です。リアルタイムに近い方式もあれば、前場/後場の始値にまとめて約定される方式もあります。上の表の「約定タイミング」を参考にしてください。
Q. 1株でも配当や優待はもらえる?
配当は1株でも受け取れます。優待は多くの銘柄で単元(100株)以上が条件なので、各社のIR・優待ページで条件を確認してください。
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